こんにちはっ 姫路支店の一色です
前回から、勝手ながら豆知識シリーズを始めてみました
出来る限り、皆様に『なるほど 』をお伝えしていきたいと思いますので、
ぜひ読んでみて下さいね
では、今日は…
「鬼門の由来」についてご紹介します
家を建てるときに、家相という言葉をよく耳にしますよね。
また混同しがちですが、風水という言葉もよく耳にします。
その中で、今回は「鬼門」に注目してみましょう。
一般的に家の中心から丑寅の方角(北東)を鬼門といい、その反対を裏鬼門といいます。
では、その由来は?
・古代中国では北東方向から匈奴(現モンゴル地方の遊牧民族)が攻めてくるのを恐れ、
万里の長城を築いたほど
・古代中国の思想「陰陽五行説」によるもの
・古代中国の書物「山海経」によるもの
というように、その由来は中国のものです。それが、大昔の日本へと伝わったのです。
当時の日本では伝染病などに対抗する手段を持たず、それは脅威でした。
北東から南西に伸びる日本列島では、伝染病や戦は常に陸続きの北東や南西から訪れました。
そこへ、中国から鬼門という考え方が伝わったものだから、
「鬼門は恐ろしい!!」ということになったそうです。
鬼門には迷信的な由来(匈奴の襲来や方位など)のほかに、現実的な由来があります。
よく、旧家などに行くと東南の角に離れでトイレがあるのを見られることがあると思います。
これが、現実的理由による鬼門の由来です。
現在のように下水道や浄化槽がなく、古来より日本のトイレは「肥溜め式トイレ」でした。
そして、溜めた汚物を肥料として利用していたわけです。
この肥溜め式のトイレの場合、汚物がそこに溜まっているわけですからその臭いもきつく、
衛生的にもあまりよくありませんでした。
そこで、母屋から独立した離れにするとか、午前中のさわやかな日が当たり風通しのよい場所。
つまり、東南の一番よい場所をトイレの場所としたわけですね。
不衛生なトイレを北東の鬼門方向へ持っていくと、暗くジメジメした場所で、害虫が発生したり、
西日の当たる南西の裏鬼門方向へ持っていくと、
きつい西日で臭いが強烈になり、害を及ぼすといった理由等から、
特に病を恐れ鬼門方向のトイレが嫌われるようになったそうです。
ところが、現在のトイレは下水道、浄化槽が発達しそんなに不衛生なものではなくなってきました。
そうであれば、最も日当たりのよい東南の角をトイレなどにせず、居住スペースにしようという考えが主流になってきたのもうなずけますね。
先人の知恵ですので、ないがしろにすることはないですが、
あまりとらわれすぎないようにするのがいい家造りの秘訣でしょう。
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