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三隣亡（さんりんぼう）ってご存知ですか？

2009.10.13

こんにちは、設計担当の田中です　手書き風シリーズ矢印上
最近、朝晩の気温が下がり肌寒く感じるくらいですね。
私は先日に続き、またまた風邪をひいてしまいました。
気持ちがたるんでいる証拠ですね、情けないです。
みなさんにご迷惑をかけないようにしっかりと治しますね。
みなさんもうがい手洗いは忘れずに・・・です。
先日、打合せも終わり、基礎着工しているお客様で、いよいよ上棟が近づき、
現場担当者より、「大安やけど、この日はいかが？」の連絡が入りました。
「その日、三隣亡やで！！」っと私。
「三隣亡」（さんりんぼう）改めて書くことじゃないかもしれませんが、
ご存知でしょうか？暦に関することは私自身あまり気にしないほうですが、
建築、特に上棟については凶日とされている日で、その字面から、
この日に建築事を行うと三軒隣まで（火事で）亡ぼすとされています。
（勿論なんの根拠もないですが・・・。）
そんな話しから改めて少し三隣亡について調べてみました。
そもそも由来は全く不明で、いつ頃からその習慣が始まったかは判明してないそうです。
しかし、江戸時代よりも前の古い暦注解説書には書かれてなく、
おそらく江戸時代頃に確立された慣習のようです。
江戸時代の書物には「三輪宝」と書かれていて、「屋建てよし」「蔵建てよし」と
注記されていたようで、現在とは正反対の意味で吉日とされていたようです。
これがある年に暦の編者が「よ」を「あ」と垣間違え、それがそのまま
「屋建てあし」「蔵建てあし」（悪し）と伝わったのが有力な説のようです。
本当にいいかげんな話ですよね。
後に「三輪宝」が凶日では都合が悪いということで同音の「三隣亡」に
書き改めたようです。他にも諸説ありますが、地方によっては一年中
三隣亡の年もあるようです。
住宅会社にとっては鬼のような話ですよね。
調べるといろんな事がわかって面白い反面、案外いいかげんなものだと
呆れることも多いですね。大切なことは暦に限らず、
自分自身が納得した上で進めることだと私は思います。
せっかくの家創りです、全てのことを楽しく進めましょう。
ではまた。
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