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2024.12.30
LDK天井のアクセントクロス


シンプルで物足りなさを感じる部屋でも、アクセントクロスを上手に取り入れることで一気にあか抜けたおしゃれな空間に!自分好みの色や柄を選べば、手軽にこだわり空間を実現できます。
しかしアクセントクロスは意外に奥が深く、色柄選びや組み合わせが難しいアイテムです。
そこで今回は、後悔しないアクセントクロスの選び方を解説します。さらに、ヤング開発が実際に手掛けたおしゃれな施工事例、おすすめの配置スペースをあわせてご紹介!
「おしゃれで洗練されたインテリアを実現したい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。


アクセントクロスの基礎知識


ロール状の壁紙と色見本


アクセントクロスとは?おしゃれなインテリアを実現する壁紙の役割

アクセントクロスとは、部屋の一部にメイン部分と異なる色や柄の壁紙を貼ることで、空間にアクセントを与えるものです。
メインの壁紙とは異なる素材や質感を選ぶことで、より個性的な空間を演出しながら、視覚的な印象を引き立てる役割も果たします。


大掛かりな工事や追加の設備が必要なく部屋の印象を大きく変えられるため、手軽に取り入れられるコストパフォーマンスの良いインテリア手法として、新築やリフォームでも多くの方に採用されています。
特に近年は、多様なデザインの壁紙が豊富にラインナップされ、より自由に個性を表現できるようになりました。シンプルなデザインから大胆な柄まで、選択肢の広さがアクセントクロス人気の理由の一つといえるでしょう。


アクセントクロスのメリット・デメリット

【メリット】
・部屋の雰囲気を簡単に変えられる
・空間を広く見せたり、特定のエリアを強調できたりする
・個性を演出できる
・比較的低コストで実現できる


【デメリット】
・選択を間違えると、ちぐはぐな印象になる可能性がある
・飽きてしまった場合の変更が面倒
・サンプルと実物に差がある場合がある


アクセントクロスは低コストで部屋の雰囲気を大きく変えられる点が大きなメリットです。色の組み合わせによっては、空間に奥行きを感じさせ、実際の面積より広く見せたりすることも可能です。
好きな柄や色を選べるため、インテリアにこだわりを持つ方にとっても魅力的なアイテムといえるでしょう。


ただし、ベースの壁紙や部屋の雰囲気にマッチしないアクセントクロスを選んでしまうと、おしゃれとは程遠いインテリアとなってしまう可能性もあります。
色柄の印象が強い壁紙を選んだ際には、サンプルの状態と大きな壁面に貼り付けた実物のイメージが大きく異なって見えることもある点に注意が必要です。


アクセントクロスに向いている場所・向いていない場所

アクセントクロスは、リビングのテレビ背面や寝室のベッドヘッドなど、視線が集まりやすい場所に貼ると効果的です。
色柄や組み合わせに配慮して選べば、洗面所やトイレの背面、ニッチの壁といったスペースの狭い場所でも空間をおしゃれに彩ります。


一方で、複雑な形状の壁や収納・家具が多い場所などは、雑多な印象になるため不向きといえるでしょう。また、リビングなど広い部屋の天井全体に貼るなど、面積が広すぎる場合もアクセントクロスの効果が薄れてしまいます。


【基本】アクセントクロスの選び方


壁紙の見本帳


アクセントクロスを効果的に使うためには、色・柄・素材をバランスよく選ぶことが重要です。ここでは、それぞれの選び方のポイントを解説します。


色の選び方

色を選ぶ際は、部屋全体のインテリアに合わせて選ぶのが基本です。
例えば、モダンなインテリアにはモノトーンやダークトーンが似合い、ナチュラルな空間にはベージュやブラウンといったアースカラーが適しています。一方、可愛らしい空間や子供部屋にはパステルカラーや花柄などがおすすめです。
色の心理的効果も考慮しましょう。例えば、青は冷静さ、緑は安らぎを与え、黄色は明るさや活気を演出します。
また、複数の色を組み合わせる際は、色のトーンや彩度を考慮し、全体のバランスを意識することが重要です。


例えば、ベースカラーを落ち着いたトーンにし、アクセントカラーを鮮やかな色にすることで、洗練された空間を演出できます。
色の組み合わせは色相を環状に配置した「色相環」を参考にすると、効果的な組み合わせを見つけることができるでしょう。反対色の組み合わせは刺激的で活気のある印象に、似た色の組み合わせは統一感のある落ち着いた印象になります。
ベースカラーとアクセントカラーの組み合わせだけでなく、柄の選び方にも影響しますので、色選びと柄選びは同時に行うのがおすすめです。


柄の選び方

柄を選ぶ際は、部屋の広さや用途に合わせることが重要です。小柄は狭い空間に、また、大柄は広い空間で大胆に取り入れると、インテリアに統一感が生まれます。
定番のストライプ柄やドット柄、花柄などは、さまざまなインテリアスタイルに合わせやすくおすすめです。


個性的な柄に挑戦する場合は、他のインテリアアイテムとのバランスを大事にしましょう。例えば、北欧風のインテリアには、丸みのあるパターン模様や自然をモチーフにした柄が、また、モダンなインテリアには、ストライプ柄や幾何学模様が、それぞれ相性が良いでしょう。


素材の選び方

近年はさまざまな機能性に富んだ壁紙も多く展開されていますが、ベーシックな壁紙に比べるとやや単価が高くなる傾向にあります。
そこでおすすめなのが、貼る場所が限定されるアクセントクロスとして機能性壁紙を取り入れる方法。例えば、玄関やトイレに消臭・防汚効果のある壁紙、キッチンに抗菌・耐水効果のある壁紙を選べば、デザイン性と機能性を両立した内装が実現できます。


また、壁紙には一般的なビニールクロスだけでなく、和紙や織物、塗り壁風など、さまざまな素材のものがあります。
こうした壁紙は通常高い材料費・施工費がかかりますが、アクセントクロスを採用するのであれば施工面積が限られるため、低コストで高品質かつ表情豊かなインテリアを実現できます。リビングや和室など、特にインテリアにこだわりたい部分への採用がおすすめです。


失敗知らず!アクセントクロス採用時のポイント


「POINT」と書かれたブロック


アクセントクロスを効果的に活用し、理想のインテリアを実現するためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。ここでは、アクセントクロス導入時のポイントを4つご紹介します。


インテリアテイストに合わせる

アクセントクロスを選ぶ際には、空間全体のインテリアテイストに合わせることが大切です。床・天井・ドアなどの色を考慮したうえで、最終的に目指したいインテリアのテーマにマッチした色柄を選びます。
例えば、ナチュラルでシンプルなインテリアには、淡い色や木目調・塗り壁調の壁紙がよく合います。一方で、モダンなスタイルには、モノトーンカラーや石目調・幾何学模様のクロスが効果的です。


ただし、使用する壁紙によって空間の印象は大きく変わるため、事前にイメージを固めておくことが重要です。例えば、石目調クロスは高級感や重厚感を演出しますが、使用する色によっては重い印象になってしまう可能性も。幾何学模様はモダンでスタイリッシュな雰囲気を醸し出しますが、柄が大きすぎると圧迫感を与えかねません。
また、同じ壁紙でも、照明や光の当たり方によって見え方が変わる点にも注意が必要です。


貼る場所を厳選する

アクセントクロスは空間の中で際立つ存在となるため、貼る場所を厳選することが大切です。
おすすめなのは、扉を開けたときに視線が集まりやすい場所。目立つ壁に貼ることで、壁紙が部屋のアクセントとして効果的に機能します。
ベースクロスよりも暗めカラーのアクセントクロスを空間奥の壁に使用すると、奥行きが増して部屋が広く見える効果も期待できます。


同じ場所に違う色柄のアクセントクロスを複数貼ることもありますが、これはかなりの上級テクニックです。あまりにも個性的なアクセントクロスや壁紙の組み合わせは失敗につながりやすく、後に飽きやすくなる可能性も高いため、基本的にはひとつの空間に1種類のアクセントクロスを選び、最適な配置場所を見極めましょう。


面積は全体の10~20%程度にする

アクセントクロスを採用するときは、部屋全体の壁面積の10~20%程度に抑えるのが理想です。これにより、全体のバランスを保ちながらアクセント効果を最大限に発揮できます。
例えば、LDKなどの広い空間で一面の壁のみに使用すればまとまりとメリハリのある空間になり、トイレなどの小さな部屋では背面の壁だけに貼ることで、圧迫感を避けることができます。


サンプルなどで実物を確認する

アクセントクロスを選ぶ際には、必ず実物のサンプルを確認しましょう。
カタログやインターネット上の画像では、実際の色や質感が分かりづらいことがあります。サンプルを取り寄せて実際の壁に当ててみることで、光の当たり具合や部屋の雰囲気との相性を確認することができます。
ただし、色には「面積が大きいほど明るく鮮やかに見える」という「面積効果」がある点には注意が必要です。小さなサンプルだけ見て選ぶと、実物がイメージと大きく異なる結果となってしまうことがあります。できる限り大き目のサンプルを使い、面積効果も考慮しながら選びましょう。


可能であれば、数枚のサンプルを壁に貼って比較検討したり、実際に施工された部屋の実物や写真などを参考にしたりすると、よりイメージに近い仕上がりを実現できるでしょう。 また、照明の種類や明るさによっても色の見え方が変わるため、昼と夜で確認するだけでなく、使用する照明器具を考慮することも大切です。


【施工事例】アクセントクロスの成功例


ここからは、ヤング開発が実際に手掛けたアクセントクロス使用の施工事例を紹介します。


コントラストが美しいダークカラーのアクセントクロス


キッチン天井のダークカラーのアクセントクロス


シンプルな空間の天井一部にダークカラーのアクセントクロスを合わせれば、都会的なスタイリッシュさのあるモダンな空間が完成。
キッチンなどの設備機器や家具のテイストも揃えることで、統一感のある洗練されたインテリアが実現します。


北欧テイストのカラーが目を引くアクセントクロス


キッチンダイニングに配置されたグリーンのアクセントクロス


キッチンダイニングの壁一面に、淡いグリーンの壁紙を採用。
空間に柔らかさとフレッシュさを加えながら、居心地の良いリラックス感を演出しています。フローリング、天井の木目と合わせ、ワンランク上のナチュラルテイストを実現しました。


落ち着き感たっぷり!和室のアクセントクロス


和室のブルーグレーのアクセントクロス


一息つく休憩スペースとして、客間として、さまざまな使い方ができる和室は、ブルーグレーのアクセントクロスで落ち着き感を演出。
ダークカラーの畳や異素材を組み合わせた折り上げ天井により、より上質で洗練された雰囲気になりました。
アクセントクロスは和室だけでなく、リビング一角などの「畳スペース」に採用するのもおすすめです。リラックス感をアップできるだけでなく、LDKのおしゃれなアクセントになるでしょう。


ゆるやかにゾーニングするワークスペースのアクセントクロス


ワークスペースの淡い紫のアクセントクロス


近年人気のワークスペース。LDKの一角に配置することで、在宅仕事やお子様の学習など、家族全員にとって使いやすい場所になります。
ワークスペースにアクセントクロスを採用すれば、家族の集まる空間とゆるやかにゾーニングすることが可能に。紫や青といった寒色の壁紙を貼ることで、集中力を高める効果も期待できます。


上質空間を演出する折り上げ天井のアクセントクロス


キッチンダイニングの天井にまたがるアクセントクロス


ペニンシュラキッチンとつながるダイニングを、さらにダイナミックに演出する折り上げ天井のアクセントクロス。
真っすぐに伸びたラインを強調することで、空間に奥行きを与え、伸びやかに広く見せる効果を発揮します。
ペンダントライトや間接照明をあわせれば、よりおしゃれで上質な空間を演出できます。


アクセントクロスの配置におすすめのスペース


アクセントクロスは貼る場所を厳選すれば、より効果的なインテリアコーディネートが可能になります。ここからは、おすすめの配置スペースを紹介します。


キッチン背面


オープンキッチン背面に施されたベージュトーンのアクセントクロス


ペニンシュラ型やアイランド型など、特にオープンタイプのキッチンでおすすめしたいのが、キッチン背面のアクセントクロスです。
ロータイプのカップボードと合わせれば、大きな面積で効果的におしゃれな空間が演出できます。
キッチンが暗くならないよう、色柄は明るいものがおすすめです。耐水性や耐汚性のあるクロスなら、お手入れも楽になるメリットがあります。


テレビ背面


テレビ背面に施されたグレーのタイル風アクセントクロス


リビングの中でも大きな壁面積を確保しやすく、目立つ位置にあるのがテレビ背面の壁。アクセントクロスを採用することで、存在感を発揮して空間にメリハリを生み、おしゃれな空間に整えます。
ダークトーンのクロスや凹凸があるデザインを選ぶと、テレビ画面とのコントラストが美しく映え、趣のある空間になるでしょう。間接照明とあわせて計画すれば、よりおしゃれで洗練されたリビングになります。


トイレ・洗面室背面


洗面台背面に施された淡い水色と白い花柄のアクセントクロス


トイレや洗面室といったスペースは、面積が小さい分インテリアのこだわりを発揮しやすい場所です。
濃い色や大胆な柄の壁紙でもトイレや洗面室なら採用しやすく、自分の好みを全面的に表せます。照明器具などもあわせて計画すれば、おしゃれなこだわり空間が実現できるでしょう。
アクセントクロスは圧迫感が出ないように壁一面だけに採用するのがポイント。防水性や消臭効果のある壁紙もおすすめです。


玄関


玄関横シューズクロークの背面に施されたタイル風のアクセントクロス


家の顔となる玄関まわりも、アクセントクロスの配置におすすめのスペースです。
玄関ドアを開けて正面に見える壁や、靴箱やシューズクロークの背面にアクセントクロスを貼ることで、視線を集め空間を効果的に引き締めます。
背面に暗めの色を配置する奥行き効果を利用すれば、狭くなりがちな玄関まわりを広く見せることも可能です。


壁ニッチ


規則的に並ぶ4つの正方形ニッチに施されたベージュトーンのアクセントクロス


飾り棚やスイッチスペースとしても人気の壁ニッチは、アクセントクロスとの相性がとてもいい場所です。アクセントクロスを貼って存在感を出すことで、よりおしゃれで遊び心のある空間にできるでしょう。
メモなどを貼り付けられる「マグネットクロス」も、ニッチとの組み合わせで近年人気の仕様です。


折り上げ&下がり天井


リビングの折り上げ天井に施されたライトブラウン木目調のアクセントクロス


キッチンやリビング、畳スペースなどの天井仕上げとして人気の「折り上げ&下がり天井」。
天井の一部を上げる、または下げることで、ゾーニング効果やデザイン性のアップを図る天井ですが、アクセントクロスを合わせることでその効果をより強く発揮させます。


寝室ベッド上部の下がり天井に施されたダークグレーのアクセントクロス


寝室のベッド上部に下がり天井と暗めのクロスを採用し、リラックス感を演出するのもおすすめです。


まとめ|アクセントクロスでワンランク上のインテリアに


いかがでしたでしょうか?アクセントクロスは選び方によって、部屋の印象を大きく変化させます。
上手に採用すれば、インテリアテイストをより際立たせながら空間をおしゃれに彩る存在となるでしょう。今回紹介した内容を参考に、ぜひこだわりのマイホームを実現してみてくださいね。


ヤング開発の分譲住宅では、それぞれ異なるテーマやデザインを反映しながら、一邸ずつこだわりの設計を行っています。
さらに、お客様のご希望に合わせた間取りへの変更や、多くの設備・仕様の中からお好きなものを選べる『注文家創り』を標準仕様としているため、「我が家だけ」のお気に入りポイントがある充実した家づくりが可能です。
おしゃれなマイホームを実現したいとお考えの方は、ぜひヤング開発までお気軽にご相談ください。

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