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2023.07.20

こんにちは、ヤング開発です。


注文住宅を建てる際、こだわりたいポイントのひとつが「間取り」です。
「開放感のある間取りにしたい」「部屋のスペースは限られていても収納は確保したい」「お風呂でゆったりくつろげる、広い浴室スペースを確保したい」など、間取りで重視したいポイントは人それぞれですよね。
住まいの間取りを考えるうえで、重要となるのが「モジュール」です。


モジュールの中でも歴史が新しいのが、1m(メートル)を基本として考えるメーターモジュールです。最近、メーターモジュールを図面作成や家づくりに利用する工務店やハウスメーカーも多くなってきました。
メーターモジュールは、昔ながらのモジュールの単位である尺モジュールと比較するとメリットもあればデメリットもあります。
尺モジュールとの違いを踏まえたうえでどちらのモジュールを採用するかを選ぶと、納得の家づくりにもつながります。


今回はメーターモジュールの基本情報と、尺モジュールと比べた際のメリット、デメリットをまとめました。


●モジュールにはふたつの規格がある
モジュールとは、住宅や建築設計で用いられる寸法規格です。
古代ローマ時代、円柱基部の直径で用いられた単位である「1モドゥルス」がモジュールの由来と言われています。
モジュールは、住宅の柱と柱の間の中心間の距離(柱芯々)の寸法を指します。


モジュールには「メーターモジュール」と「尺モジュール」があり、それぞれで長さの基準が異なります。
メーターモジュールは100cm(1m)が長さの基準で、1グリッド1000mm×1000mm(1m四方)を基礎とした寸法規格です。
尺モジュールは日本で昔から使われている寸法規格になります。
「寸・尺」という尺貫法を使用しているため、長さの基準は尺貫法の3尺(=半間)です。
メートル単位に直すと、尺モジュールの1グリッドは910mm×910mmになります。
かつて関西地方では京間サイズの980mmの尺モジュールが主に使用されていましたが、現在では関西でもほとんどの工務店やハウスメーカーが、910mmの尺モジュールを採用しています。


同じモジュールの単位でも、メーターモジュールと尺モジュールには9cmの差があります。
木造住宅の場合で比較すると、メーターモジュールは柱の中心から柱の中心の幅が1mで、壁の厚さを引くと人が通れる幅は約87cmです。一方で尺モジュールは、柱の中心から柱の中心の幅が91㎝で、壁の厚さを引けば人が通れる幅は約78cmになります。


間取りで発生する差を踏まえて、メーターモジュールのメリットとデメリットを見てみましょう。


●メーターモジュールのメリット


メーターモジュールを採用すると、以下のメリットが得られます。
・建てた後の家の大きさを把握しやすい
・大きな家づくりができる
・狭くなりやすいスペースにゆとりが出る
・機能性の高い収納を設置できる
・快適なバリアフリー設計ができる


メーターモジュールは100cmを基準として間取りの構成を行うため、実際に建てた後の住宅の寸法を把握しやすくなるのがメリットです。


また、尺モジュールよりもモジュールの寸法基準が長いため、全体的に大きな家づくりを実現できます。
「家族の生活の中心となるリビングはゆとりを持たせたい」など、広さを重視した住まいをつくりたいときに向いているでしょう。


特に廊下やトイレ・浴室などの水回り、階段などの狭くなりがちな場所も、メーターモジュールで設計すれば室内にゆとりを感じられます。


モジュールは柱や外壁資材設置後の室内寸法だけでなく、収納の広さにも影響があります。
メーターモジュールを選ぶことで、内部に十分な広さのある、機能性の高い収納を設けることも可能です。
人気のファミリークローゼットやシューズクローゼット、パントリーなど、機能的に使えるゆとりある収納を導入したいときにも、メーターモジュールは向いています。


車椅子でも通行可能な幅の広い廊下を設けたい、手すりを付けたいなどバリアフリーを考えた住宅にする際にも、安全面や安心感からメーターモジュールが選ばれることが多くなっています。


●メーターモジュールのデメリット


メーターモジュールには以下のデメリットがあります。
・土地の面積がより多く必要になる
・マイホーム取得の費用が高くなる
・床に敷くインテリアのサイズが合わないことがある


メーターモジュールは尺モジュールよりも基準が大きくなります。
それに合わせて家の大きさも広くなるため、十分な土地面積も必要です。


家も土地も大きくなる分、一般的にマイホーム取得の費用総額が尺モジュールよりもやや高くなるデメリットもあります。
充分な面積のある土地を用意したり、住宅ローンで借り入れするお金を増やしたりする必要があるでしょう。


絨毯やマット、畳など床に敷いて使用するインテリアは、既製品のほとんどが尺寸法で作られています。
そのためメーターモジュールの住まいの床ではサイズが合わないことも多いです。
場合によっては、特注品やオーダー品を手配することになるため、予想よりもインテリアの費用がかさんでしまうことがあります。


メーターモジュールと尺モジュールの違い、メーターモジュールのメリットとデメリットを解説しました。
メーターモジュールは広い大きな家づくりをするときに向いている基準寸法です。
ただしその分住まいづくりのための費用は高くなる傾向にあります。
広くて快適に住める住まいをつくるか、多少狭くてもコスト重視で住まいづくりを進めるか、
住まいづくりで何を重視するかに合わせてモジュールを選択することが重要です。


ヤング開発では、メーターモジュール、尺モジュールどちらの寸法基準にも対応しています。
メーターモジュール、尺モジュールどちらが良いかお悩みの際にも、ぜひご相談ください。
お話をお伺いし、お客様の理想とする住まいづくりのポイントをふまえて、適切なモジュールをご提案いたします!
さらに、ヤング開発の住宅は全戸ZEHが無料標準。
2023年、ヤング開発はZEHビルダー評価制度で、最高ランクとなる6つ星ビルダーに認定されました!
建物デザインや、間取り・仕様・設備など、お客様のご希望を可能な限り無料標準(追加料金なし)で行う家づくりをご提供します。
メーターモジュールを利用した広さや収納面で余裕のある住まいづくりも、ぜひご相談ください。

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