こんにちは、ヤング開発です。
家を建てる時、間取りの中にファミリークローゼットを取り入れる方が増えています。
しかし設置場所や広さをよく考えて設置しないと、使い勝手が悪い、収納スペースが足りなかったというような失敗をしてしまうことも。
今回は、ファミリークローゼットのメリットや、設置する際のチェックポイントをご紹介します。
●家族全員で使える収納「ファミリークローゼット」
「ファミリークローゼット」は、言葉のとおり家族全員で使える収納のことを指します。
“家族全員が使用する収納”という以外に明確な定義はなく、使い方にも決まりはありません。
家族の人数分の衣類や小物類の収納はもちろん、裁縫やアイロンがけができる作業スペースを設けたり、衣類を取り出してすぐに着替えられるスペースを追加したり、ライフスタイルに合わせて機能性をもたせることができます。
●ファミリークローゼットを設置するメリット
・収納物の管理がラクになる
衣類を各部屋のクローゼットに収納していると、家全体にどれだけの量の衣類があるのか分かりづらいものです。
衣類の収納を1カ所にまとめることで、衣類の量がひと目で分かり、買う必要のない衣類を無駄に購入してしまう失敗を減らすことができます。
・家事効率がアップ
取り込んだ洗濯物を畳んで、家族それぞれの部屋に運ぶのは大変ですよね。
ファミリークローゼットを設置すると、洗濯物を1カ所に運ぶだけで済むので、家事効率がアップします。
●ファミリークローゼットを設置するデメリット
・家の面積を使うことになる
ファミリークローゼットは部屋から直接出し入れする扉付きクローゼットと比べ、家の面積を使います。
限られた広さの住まいでファミリークローゼットを作ろうとすると、リビングなど他の部屋が狭くなってしまう可能性も。
そのためファミリークローゼットは闇雲に設置するのではなく、入れる物をしっかり検討して、無駄のない広さで作ることを心がけましょう。
・お子様の年齢によっては使わなくなることも
お子様が成長してくると、ファミリークローゼットに自分の衣類を入れなくなる可能性があります。
特に思春期になると、自分の部屋で着替えたいと考えるお子様は多いかもしれません。
子ども部屋にも忘れずにクローゼットをつくっておき、収納スペースを確保しておくようにしましょう。
●ファミリークローゼットの実例3選
ここからは実際に当社で施工をした、ファミリークローゼットの実例を3つご紹介します。
1.コンパクトサイズで実現した例
コンパクトなファミリークローゼットの例です。
ハンガーパイプをワイドに取り、家族の衣類をたっぷりかけられるようにしています。
棚の上や足元にボックス収納を置くようにすれば、限られた広さでも十分な収納量を確保できます。
2.回遊動線の中につくった例
リビングから洗面室に移動する動線上にファミリークローゼットを配置した例です。
洗面室の先からLDKへと抜けることができる、回遊動線の間取りになっています。
帰宅したらファミリークローゼットに衣類を置き、すぐに洗面室で手洗いができる、効率の良い動線を実現しています。
3.2WAYアクセスを可能にした例
キッチンと洗面室の2方向からアクセスできるファミリークローゼットの例です。
どちらの部屋もストック品が多いので、ファミリークローゼットがそばにあると片付けやすくなりますね。
料理しながら洗濯機の操作ができ、洗濯機で衣類を洗濯・乾燥したら衣類をそのまましまえるので、家事の時短にもなります。
●ファミリークローゼットつくる際のチェックポイント
・設置場所はどこにするか
ファミリークローゼットをつくる際は、動線を踏まえて設置場所を考えましょう。
物干しスペースの近くに設置すれば、洗濯物を取り込んですぐに収納できるため、家事の時短が叶います。
また玄関の近くに設置すれば、外出時の身支度や帰宅時の片付けに便利なうえ、リビングが上着やカバンなどで散らからずに済みます。
・どれくらいのスペースをつくるか
収納量やライフスタイルに合わせてスペースを取りましょう。
よく使う衣類や小物だけを収納するなら2帖ほどのスペースがあれば十分です。
衣類の収納以外に着替えスペースや家事スペースをつくるなら3帖程度、標準的な4人家族の衣類を収納するなら4帖程度確保しておくのがよいでしょう。
ヤング開発では、収納したいものやライフスタイルをお伺いし、お客様それぞれに合わせた収納プランをご提案いたします!
ぜひお気軽にご相談ください。
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