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2022.10.04

こんにちは、ヤング開発です。


一般的に、1つの物件に対して1人で住宅ローンを組まれる方が多いですが、「絶対にこの物件を購入したい」という物件に出会った時に、1人の収入だけでは借入可能額が借り入れたい金額に満たない場合がありますよね。
今回は、そんな時に選べる選択肢として覚えておきたい「収入合算」と「ペアローン」についてご紹介します。


●収入合算とペアローンの違い
「収入合算」とは、夫婦どちらかが主債務者になり奥様などの収入を合算した金額をもとに1本の住宅ローンを契約する方法です。
それぞれの収入に合わせて何割ずつ住宅ローンを負担するかは、夫婦間で決めることができます。


「ペアローン」とは、1つの物件に対して、同一金融機関で夫婦それぞれが契約者となり、2本の住宅ローンを契約する方法です。
それぞれがお互いの契約内容に責任を持ち、連帯保証人になります。


1つの物件に対して、夫婦で収入を合算して1本の住宅ローンを組むのが「収入合算」、夫婦で2本の住宅ローンを契約するのが「ペアローン」です。


●収入合算のメリット・デメリット


収入合算のメリットは、1本の住宅ローン契約で借り入れ可能額を増やせることです。
1本の住宅ローン契約だから、事務手数料などの諸費用はローン1本分で済みます。
デメリットは、所得税や住民税が控除になる「住宅ローン控除」を受けられるのが主債務者だけということ。
また、万が一主債務者が亡くなったり、高度障害を負ったりしたときに住宅ローンの返済が免除される「団体信用生命保険(団信)」に加入できるのも主債務者だけです。
※ただし、フラット35なら「デュエット」という夫婦用の団信に加入できます。


夫婦ともに収入が安定していて、「1人の収入では借り入れ希望額にあと少し足りない」といった場合には、収入合算を検討してみるとよいでしょう。


●ペアローンのメリット・デメリット


ペアローンのメリットは、夫婦が別のローンを組むため、それぞれが「住宅ローン控除」を受けることができ、収入合算よりも節税効果が高くなることです。
また夫婦2人とも団信に加入できます。
例えば、奥様に万一のことがあったときは、奥様が申し込んだ金額のローンが免除となり、残された夫の住宅ローンは残ります。


ペアローンのデメリットは、事務手数料や登記費用が2人分かかることですが、ローン控除で得られる控除額の方が大きくなるケースが多くなります。
ただペアローンの場合、夫婦とも住宅ローンを申し込める条件を満たす必要があり、収入合算で合算者になるよりも審査が厳しくなります。
夫婦2人がバリバリ働いていて、まとまった収入を確保できるなら、住宅ローン控除や団信加入のメリットが大きいペアローンを検討してみましょう。


●収入合算とペアローンを利用する際の注意ポイント


収入合算やペアローンを利用する際には、将来設計について夫婦間でよく話し合うことが大切です。
今は夫婦ともに安定した収入があるとしても、将来お子様ができた時に奥様が退職や休職をする可能性がある場合は注意しなければなりません。
収入合算やペアローンの利用で借入可能額が増えるからといって、収入が減った時に返済が苦しくなるようなローンの組み方は避けた方が良いでしょう。


ヤング開発では、お客様に最適な住宅ローン選びのアドバイスも行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

スタッフ at 18.00 PM