光熱費がお得で、快適な住まい環境が実現すると話題のZEH(ゼッチ)住宅。
普及率が上がるほどに認知度も高まっていますが、「具体的にはどんな家なのかわからない」と感じている方も少なくはないでしょう。
そこで今回は、あらためてZEH住宅の概要をお伝えしたうえで、メリットやデメリット、認定されるための条件や補助金について詳しく解説します。
最後までお読みいただければ、自分にとってZEH住宅が必要かどうか判断できるようになるはず。ぜひ参考にしてください。
ZEH住宅の条件とは?3つの要素について解説
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、高い省エネ性能と創エネ設備の組み合わせによって、年間の消費エネルギーを実質ゼロ以下にする住宅のことです。
2050年のカーボンニュートラル達成のために家庭用エネルギー消費量を削減する目的で、国が積極的に支援を行っています。
ZEH住宅では、「断熱性能」「省エネ設備」「創エネ(再生可能エネルギー)」の3つの要素を満たすことが求められます。
その内容について詳しくみていきましょう。
断熱性能
ZEH住宅では、住宅の外皮(屋根・外壁・窓など)における断熱性能を大幅にアップさせ、外気の影響を少なく抑える必要があります。
具体的には、屋根や外壁、床下には高性能な断熱材を採用し、窓や玄関ドアには高断熱の製品を使うことで、家全体の熱の流出入を防ぎます。
例えば、ZEHビルダーとして最高評価6つ星を取得しているヤング開発のZEH住宅では、超高性能断熱材の『アクリアα』や、アルゴンガス入りLow-Eペアガラスを使った樹脂サッシなど、断熱性能の優れた建材を採用。これらによって、外部の暑さや寒さを家の中に侵入させず、冷暖房効率がアップする魔法瓶のような仕組みをつくり上げるのです。
省エネ設備
ZEH住宅では、エネルギー消費量の少ない設備を導入することも重要なポイントです。
具体的には、年間の一次エネルギー消費量を、現行の省エネ基準から20%以上減らすことが条件になっています。
導入する設備の例としては、高効率給湯器や省エネ性能の高いエアコン・換気システム、LEDを使用した照明器具など。さらに必須ではありませんが、消費エネルギーや太陽光発電の稼働状況などを可視化できる「HEMS(ヘムズ)」を導入するケースも増えています。
再生可能エネルギー設備
ZEH住宅は、太陽光発電システムなどの創エネ設備によって再生可能エネルギーをつくり出し、消費エネルギーを実質的にゼロ以下にすることも条件となっています。
高断熱や省エネ設備によって使うエネルギーを減らし、どうしても消費してしまうエネルギーは自宅でつくって賄おうという趣旨です。
発電した電力は売電して利益を得ることも可能ですし、蓄電池を併用すれば夜間や悪天候時、停電が起きた非常時などにも活用できます。さらに電気自動車にチャージすれば、移動時にもCO2を排出することのないエコでクリーンな生活が実現できるでしょう。
ZEH住宅に住むメリット
ZEH住宅のメリットは光熱費の安さだけではありません! ZEH住宅に住まうと得られるあらゆるメリットについて、具体的に紹介します。
光熱費の負担を抑えられる
ZEH住宅の一番のメリットといえば、やはり光熱費の負担を大幅に減らせる点でしょう。
ZEH住宅の省エネ性能はとても高く、国が2025年度以降に義務化を予定している省エネ基準の家と比べても、実際にかなりの節約効果があることが分かっています。
国交省管轄の研究所による試算では、省エネ基準の家では月々の光熱費が28,547円のところ、ヤング開発ZEHの家では9,501円という結果になりました。その差額は月19,046円で、住宅ローンに換算すると720万円もの支払額に相当します。
ローンの負担を軽減してくれるZEH住宅は、家計にもやさしい住まいいえるでしょう。
快適な室温を一定に保ちやすい
ZEH住宅は高い断熱仕様によって外気温の影響を受けにくいため、一年を通じて快適に過ごせます。
さらに家中が一定の室温に保たれやすいため、部屋間の温度差が少なく、家のどこにいても心地よい室温になります。冬の脱衣所で凍えるような寒さを感じたり、夏に2階へ上がった時に不快な暑さを感じたりすることもなくなるでしょう。
人の健康にもやさしい家になる
家中の室温を一定に保つことは、単に快適性をアップさせるだけでなく、健康を維持するうえでも重要な要素です。
断熱性能が不十分な家では、暖房器具のない空間がどうしても寒くなります。暖かい部屋から寒い場所へ移動した際には、急激な温度変化により血圧が乱高下し、心臓に負担がかかるヒートショックという健康被害を引き起こす可能性があるのです。
世界保健機関WHOでも、寒い住宅は高血圧や動脈硬化、循環器疾患につながるとして、冬の室温18℃以上を「強く勧告」しています。
しかし、家全体で快適な室温を保てるZEH住宅であれば、ヒートショックのリスクが軽減され、子供から高齢者まで健康的な生活が送れます。
災害時にも電気が使える
近年は台風や雷雨などの自然災害が増え、停電のリスクも高まっています。
しかし太陽光発電などの創エネ設備が設置されているZEH住宅は、災害などで停電しても電気を使う生活を続けることが可能です。
電気が使えれば「在宅避難」も視野に入れることができます。非常時にスマホを使って情報収集したり、電気ポットを使えたりするのは、精神的な負担軽減にも役立つでしょう。
CO2削減に貢献できる
現在は地球温暖化による環境破壊が、年々その深刻さを増しています。そのため日本政府は2030年度に温室効果ガスを2013年度比で46%削減、2050年までにCO2排出を実質ゼロにするカーボンニュートラルを目標に掲げています。
ZEH住宅はその一環として、住宅分野でのエネルギー消費量削減を推進する目的もあるため、ZEH住宅を選ぶことは地球環境への貢献につながるのです。将来子供たちが安心して暮らせる地球を残すためにも、大切な選択肢といえるでしょう。
ZEH住宅のデメリット
さまざまなメリットがあるZEH住宅ですが、マイホームとして採用する際にはデメリットについてもきちんと把握しておくことが重要です。
導入費用が高額なケースもある
ZEH住宅を扱う住宅会社は着実に増えており、住宅仕様の目玉として扱っている会社も少なくありません。
ただしオプションで導入した際には、ZEH仕様にするための設計・建材・設備・施工にかかる費用は高額で、建築費がかなり高くなってしまう場合もあるでしょう。
しかも、現在は円安や物価・人件費高騰の影響を受け、そもそもの建築費が上がり続けています。加えて、土地の価格も全国的に上昇傾向にあるため、住宅ローンの負担を考えて「ZEHは無理」と諦めてしまう方もいるかもしれません。
しかしヤング開発の家は、全戸でZEHが標準仕様!さらに、ZEHを超える断熱性能を持つ「HEAT20 G2」グレード仕様が無料標準で選べます。
追加費用を払わなくても、負担の少ない住宅ローンでランニングコストを抑えられる快適なマイホームが実現できます。
補助金制度は早期終了の可能性あり
国が推進するZEH住宅は、補助金制度も充実しています。
2024年に実施されている国の事業では、「子育てエコホーム支援事業」で一戸当たり最大80万円、「戸建住宅ZEH化等支援事業」で一戸当たり最大55万円(『ZEH+』で最大100万円)の補助金が受け取れます。
ただし、これらの補助金制度は公募期間内の先着順にて、予算上限に達すれば期間中でも早期終了する可能性があります。
来年度以降も同様の事業が実施される可能性は高いといえますが、同じ補助額が設定されるとは限りません。なぜなら、ZEH補助金は創設当初(2012年)は最大350万円もの額でしたが、5年後は75万円、そして現在は55万円と、年々減少傾向にあるからです。
できる限りお得にZEH住宅を建てたいと考えるなら、補助金を最大限に活用できる早いタイミングでマイホーム計画を立て、手続きを着実に進めることが重要といえるでしょう。
まとめ|ヤング開発は全戸ZEHが完全無料で標準装備!
ZEH住宅は、断熱性の高い建材と省エネ性に配慮した設備で消費エネルギーを抑え、太陽光発電で電気をつくり、光熱費をゼロに近づける住まいです。
光熱費の負担が少なく済むだけでなく、健康にやさしい快適な住環境をつくり、災害時にも電気を使えてCO2の削減にも貢献できるなど、数多くのメリットがあります。
ただし、導入の初期コストが高いケースもあるため、検討時にはZEHを標準仕様としている住宅会社を選んだり、補助金制度を活用したりすることも重要なポイントです。
ヤング開発で手掛ける家は、すべてZEH住宅仕様が無料の標準仕様です。
快適で省エネ、人にも環境にもやさしい住まいを、土地と外構も含め現実的なお値段でご提供いたします。
ZEH住宅に住みたいとお考えなら、ZEHビルダー制度で最高ランク6つ星を取得のヤング開発にぜひお任せください。
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