「キッチンをすっきり片付けたい」「食材や日用品はまとめ買いする」という方に人気のキッチンパントリー。
食品や日用品などをまとめて収納できる便利なパントリーですが、生活スタイルや扱い方によって使いやすいパントリーのかたちはさまざまに異なります。
無計画につくってしまうと、かえって使いにくく、ムダなスペースとなってしまう可能性があるでしょう。
この記事では、使い勝手が良く快適なパントリーを実現するために、その間取りや広さのポイント、計画時の注意点を解説します。
家づくりを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
使いやすいパントリーの間取り
パントリーを設置する場所は、家事動線や収納したい物に合わせて決めると、使いやすさが向上します。まずは、設置場所の間取りバリエーションを紹介していきましょう。
キッチン横や背面に設置
キッチンの隣や背面に設置するタイプのパントリーは、もっとも一般的なスタイルでどんな家庭にも取り入れやすく、調理しながら食材や調味料などを取りやすいのがメリットです。
キッチンの作業台から1~3歩程度で手が届く場所に配置すると、時間と手間が節約できて効率よく家事をこなせます。
キッチンと玄関(または勝手口)の間に設置
キッチンと玄関の間にパントリーを設ければ、まとめ買いした食材や日用品、重い飲料水などを短い距離で収納できます。買い物帰りの動線がスムーズになり、重い荷物を運ぶ負担も軽減されます。
勝手口がある場合には、勝手口とキッチンの間に設置するのも便利です。
キッチンと洗面室の間に設置
キッチンと洗面室の間に、通り抜けできるウォークスルータイプのパントリーを設ける間取りもおすすめです。
洗面室には洗濯機を置いている家庭も多いため、キッチンとつながる動線ができれば、料理しながらの洗濯といった「ながら家事」が可能になります。お子様の入浴中などすぐに様子を見に行けるのも便利な点です。
階段下に設置
デッドスペースを活用して、階段下にパントリーを設置する方法もあります。パントリーのスペースを確保するためにリビングや玄関の面積を削りたくない、またはパントリーに充てる面積がない、というときにおすすめの間取りです。
使いやすいパントリーの広さ
使いやすい広さはパントリーのタイプによって異なりますが、おおまかな目安としては4人家族で1畳程度です。実際に計画する際は、収納する物の種類や大きさなどにも考慮して、最適なサイズを決定していきましょう。
パントリータイプ別の一般的な広さを紹介します。
壁面タイプ
キッチン背面など壁面に設置するタイプのパントリーは、幅90~180cm、奥行き45cm程度が一般的な広さです。
高さを調整できる可動棚を設けると、小さな調味料から大きな日用品までサイズを問わずに収納できて活用しやすくなります。
ウォークインタイプ
個室型のウォークインタイプのパントリーは、1~2畳が一般的な広さで、食材や日用品のストック、調理器具などを大量にすっきり収納できます。
通路幅は、最低でも人が一人通れる60cm程度を確保しましょう。
ウォークスルータイプ
扉が2方向にあるウォークスルータイプのパントリーは、少し広めの2~3畳が一般的な広さです。パントリーを通り抜けながら多くの物を整理整頓できるメリットがあります。
人がすれ違う場合があるので、通路幅は70cm程度を確保しておくとよいでしょう。
パントリーを計画する際の注意点とは?
ここからは、パントリーを計画する際に注意すべきポイントを解説します。
収納する物を事前にリストアップする
パントリーには何を収納するのか、具体的にリストアップしておきましょう。
食材、調味料、調理器具、日用品など、収納する物によって必要なスペースや棚の高さが異なります。事前にリストアップすることで、ムダのない収納計画を立てることができます。
動線を考慮する
パントリーの設置場所やレイアウトは、家事動線を考慮して決めることが重要です。
例えば、頻繁に使用する食材や調味料は、キッチン作業台から手の届きやすい位置に配置すると便利です。
さらに、買い物帰りや洗濯・料理、子守や在宅ワークなどのライフシーンに応じた動線を具体的にイメージしながら計画すると、使いやすいパントリーが実現するでしょう。
散らかりやすい場所には扉を設ける
大小さまざまな物を収納するパントリーは、常に整理しておかなければごちゃごちゃと散らかりがちです。
いつでもキッチンをきれいに見せたいという場合には、扉付きのパントリーがおすすめ。
引き戸なら、開け閉めの際に通路の邪魔にならず出し入れもしやすいメリットがあります。
ただし、使用頻度の高い調味料や家電などを置く場所は、逆にオープンタイプにすることで使い勝手がアップします。
換気設備を設ける
パントリーには食材や日用品を収納するため、適切な換気が必要です。
特に、湿気がこもりやすいウォークインタイプのパントリーや長期間保存する食材が多い場合には、換気扇や通気口を設置して常に新鮮な空気が流れるようにしましょう。
収納アイテムのサイズや重さに合わせる
収納するアイテムのサイズに合わせて棚の高さや奥行きを調整しましょう。
例えば奥行きについて、調味料や小さなアイテムは浅めの棚、大きな調理器具や家電は深めの棚が適しています。
また、可動棚は収納物に合わせて棚の高さを変えられるメリットがありますが、重い物や家電など安定感が必要な物は固定棚の方が適しています。
コンセント位置を入念に計画する
パントリー内は意外にコンセントが重宝します。炊飯器や電子レンジなどを設置する場合はもちろんのこと、ウォークインタイプなど広いパントリーでは掃除機やスマートフォンなどの充電器を置くケースもあるため、コンセントは数口あると便利です。
使用する物に応じて高さなど使いやすい位置を検討し、後にタコ足配線とならないよう入念に計画しましょう。
まとめ
今回は、使い勝手の良いパントリーを実現するための間取りや広さのポイントを紹介しました。
使いやすいキッチンパントリーにするには、あらかじめ収納するアイテムを想定し、どのように使うのかを決めておくことが大切です。
今回紹介した間取りや注意点などを参考にして、ぜひ快適なパントリーをつくってくださいね。
ヤング開発では、分譲住宅でもデザインや設備が選べる『注文家創り』を展開し、お客様のライフスタイルを考慮しながら快適で暮らしやすい間取りをご提案します。
兵庫で家づくりをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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