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2024.08.19


入居後の暮らしのイメージがしやすく、比較的安価な点が魅力の建売住宅ですが、「安いから質も悪いし手抜き工事もあるのでは?」と考える方も少なくはないようです。
しかし、品質や性能が良くデザイン性にも優れる建売住宅が多く販売されているのは間違いのない事実。品質の悪さや手抜き工事の有無は注文・建売の別ではなく、むしろ施工する住宅会社のレベルが大きく影響するといえるでしょう。
そこで今回は、建売住宅の性能が低いといわれる訳や、実際の性能レベル、購入時にチェックするべき点について解説します。
物件ごとの性能をしっかり確認して、後悔のない建売住宅の購入を実現させましょう。


注文住宅に比べ建売住宅の性能は低い?



総コスト重視の建売住宅は多い


建売住宅は、一般的に総コストを重視して建築されることが多い住宅です。
ある程度決まった型を元に設計されるため、資材の一括購入や工事の効率化が図られ、その分価格を抑えられます。しかしコストダウンの影響により、一部の建売住宅では性能面での妥協が見られることも事実です。
例えば、断熱材や窓の性能が最低限の基準を満たしているものの、最新の高性能な建材や工法が採用されているケースはごくわずかです。近年注目度が上がっている太陽光発電システムや蓄電池なども、採用されない場合が多いでしょう。


注文住宅の性能は設計次第


一方、注文住宅の性能が建売住宅に比べて優れているのかといえば、これは設計次第となります。
デザインを追求して性能を二の次に考える施主もいれば、世界最高レベルの断熱性能を求める施主もいるでしょう。注文住宅は基本的に施主のニーズに応じて設計を進めるため、一概に建売住宅の性能と比べることはできません。
また、注文住宅で高い性能や設備を採用するには相応のコストがかかるため、性能アップは「費用次第」ともいえるでしょう。


建売住宅の「断熱性能」と「耐震性能」はどの程度?



住宅の性能として特に気になるのは、快適性と光熱費にかかわる「断熱性能」、そして家族の安全にかかわる「耐震性能」ではないでしょうか。
建売住宅では、それぞれどの程度の性能を持つのかを解説します。


建売住宅の断熱性能


住宅は、断熱性能が高いほどに外気温の影響を受けにくく室内の温度が保たれやすくなります。さらに冷暖房効率がアップするため、年間を通して光熱費を大幅に削減できる効果が期待できます。
建売住宅の断熱性能は物件によって異なりますが、2025年度以降はすべての住宅に省エネ基準「断熱等級4」の適合が義務付けられる予定となっているため、著しく低い断熱性能の物件は今後建てられません。
断熱等級は1から7までありますが、等級4の家では、壁や床、天井へ断熱材を用いることに加え、開口部に断熱性の高いペアガラスの窓サッシを使うといった対応が求められます。
2024年現在、すでに対応を進めている住宅会社も多いことから、ほとんどの建売住宅では断熱等級4以上の性能を持つと考えて良いでしょう。


建売住宅の耐震性能



断熱性能と同じく、耐震性能についても建売住宅では物件により強度が異なりますが、すべてにおいて建築基準法で定められる「耐震基準(耐震等級1相当)」を満たしています。
耐震等級1は「数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度の揺れ)に対しても倒壊や崩壊しない」レベルの耐震性です。そのため新築の建売住宅であれば、地盤自体に大きな問題がない限り、大地震にも耐えうる比較的高い耐震性を持ちます。
性能を売りにする住宅会社などでは、建売住宅でも耐震ダンパーや耐震工法を用いて最高等級3(等級1の1.5倍の強度)を確保するケースもあるでしょう。


建売住宅の購入時にチェックすべきポイント



建売住宅の性能は目に見えない部分も多く比較が難しいもの。そこで、性能を判断する際に目安となる項目を紹介します。


住宅性能評価制度



住宅性能評価制度は、住宅の性能を客観的にわかりやすく評価するための制度で、「住まいの通知表」のような存在です。
建売住宅を選ぶ際には、住宅性能評価を受けているかどうかを確認することが重要です。評価項目には、耐震性能、断熱・省エネ性能、劣化対策、維持管理対策などが含まれています。評価を受けている住宅は一定の性能基準を満たしているため、安心して購入できるでしょう。


長期優良住宅仕様


長期優良住宅は、長期間にわたって良好な状態で使用できることを目指して設計された住宅です。長期優良住宅の認定を受けている建売住宅は、耐震性能や断熱性能、劣化対策などが高い水準であることが保証されています。
長期優良住宅仕様の建売住宅を選べば、将来的なリフォームやメンテナンスの負担を大きく軽減できます。


省令準耐火構造


省令準耐火構造は、火災時の安全性を高めるための構造です。この構造を採用した住宅は、火災が発生した場合でも延焼しにくく、避難時間を確保することができます。都心部や住宅密集地などのエリアでは特に注視したい項目です。
省令準耐火構造の認定を受けた住宅は、地震・火災保険料が約半分になるといったメリットもあります。


南面の日射



南面の日射は、住宅の快適性やエネルギー効率に大きな影響を与えます。南向きの大きな窓は、開放的で明るい室内を演出しますが、一方、夏は眩しく室内が暑くなりすぎるリスクも。
建売住宅を選ぶ際には、窓の配置や日射の取り入れ方にも注意を払い、一年を通しての快適性に配慮されているかをチェックしましょう。


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建売住宅の性能としては最高峰ともいえるレベルで、新しい暮らしを快適にする住まいを提供しています。


まとめ|高性能な建売住宅ならヤング開発



建売住宅は、注文住宅に比べて総コストを抑えられる反面、住宅会社によっては一部の性能面での妥協が見られることもあるようです。しかし、近年では住宅性能に関わる国の基準が強化されていることも影響し、断熱性能や耐震性能の向上に力を入れている住宅会社も多く、建売住宅の性能が全体的に底上げされています。
建売住宅を購入する際には、暮らしに関わる性能がきちんと確保されているかをしっかりとチェックし、住まい選びを進めることが重要です。住宅性能評価制度や省令準耐火構造など、今回紹介した項目を参考にして仕様を確認することで、より安心で快適な生活を実現することができるでしょう。


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